以上を詳しく説明しますと、まず体内に抗原が侵入しても、すぐにアレルギー症状を起こす訳ではなく、最初は抗体を作ります。
これは抗原の種類により個人差がありますが、人体の免疫機構の結果おこることです。
できた抗体を主にIgEと呼びます。〔IgEは免疫グロブリンEの略です〕アレルギーの殆どは、このIgEによります。IgEはマスト細胞(肥満細胞とも言う)の表面に結合しています。
マスト細胞は体内のあちこちに散在していますが、血液中にも同じ働きをする好塩基球 と言う細胞が有ります。そこへ抗原が侵入して来ますと、抗原はマスト細胞表面の抗体に捕まってしまいます。その結果マスト細胞が刺激を受けて細胞の内部からアレルギーの原因物質となるヒスタ
ミンが大量に放出されます。大量のヒスタミンと自律神経の条件が重なって、特定の器官にアレルギーの症状が現れるのです。
では、ヒスタミンは器官にどんな作用を及ぼすのでしょうか。まず、血管の場合は血管壁の弛緩を起こしてその結果血圧が下がり、粘膜の膨張をおこ
します。又、血液の成分も血管から漏れやすくなります。筋肉の場合は主に平滑筋の収縮を促します。 〔心臓以外の臓器・器官は平滑筋で動いて
いるのです〕そのため、気管支の場合は気管の収縮と気道粘膜の膨張により気道が狭くなるのです。鼻の場合も、鼻孔の粘膜が膨張して鼻づまりとなり、同時に血管壁が緩んで分泌物が多くなり鼻水となるのです。
アレルギーを防ぐには
それでは、アレルギー症状を抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。もう1度、アレルギーをおこす四つの条件を思い出して下さい。
1. 抗原が体内に侵入する
2. 抗体が体内に準備されている
3. 自律神経の状態が副交感神経に傾いている
4. ヒスタミンに特別に敏感な器官を持っている
この内一つでも防ぐことができれば、アレルギー症状を抑えることができるはずです。この中で2は改善がむつかしいので除きます。残り3条件について考えてみましょう。
まず1は、最初に何が抗原なのかを知ることが必要です。このため、医療機関ではパッチテストを行って抗原の特定につとめています。抗原が特定されても体内への侵入を完全に防げるとは限りませんが相応の効果をあげて
います。
3は、残念ながら現代医学には自律神経のアンバランスを長期に渡り是正す る療法は確立されていません。そのため、一時的に補正する薬が使われています。主に交感神経興奮剤と副交感神経遮断剤ですが、いづれも長続きはしません。
最後に4の改善として医療機関では減感作療法という治療を行っています。この治療を行わない時に比べてアレルギー症状が軽くなるという効果があります。
効果的な温泉療法
しかし最近では、温泉療法が自律神経のアンバランスに効果が有ると言われています。温泉療法は即効性は有りませんが、長く続けることで効果が出てきます。
自律神経の伝達には、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのイオンが必要です。イオンが不足すると、自律神経の機能が低下して、自律神経失調となってしまいます。温泉に入湯することにより、これらのイオンが皮膚から吸収され、自律神経の機能を高めてくれるのです。
温泉療法は、自律神経の機能を高めてくれるので、アレルギー症状の改善だけでなく、食欲不振、慢性の便秘、肌荒れ等の改善に非常に効果があります。
家庭で行うには、自然の温泉成分から作られたゼットイオン研究所のイオン入湯剤ハマックスZがお薦めです。
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JUN・アレルギー研究会